
軽さを極めた“掴み持ち向け”ゲーミングマウス
はじめに
Finalmouse UltralightX は、わずか 38g という驚異的な軽さを誇るゲーミングマウスです。
特徴的な穴あきハニカムデザインによって軽量化と通気性を実現し、長時間のプレイでも疲れにくいのが最大の魅力。
ただし、価格の高さやサイズ感の相性には注意が必要です。この記事では、実際にFPSで使用した感想を交えながらレビューしていきます。
製品スペックと実測値
項目 | スペック / 実測値 |
---|---|
重量 | 公称 38g / 実測 38g |
シェルデザイン | 穴あきハニカム加工 |
接続方式 | ワイヤレス(独自レシーバー) |
センサー | Finalsensor(Pixartベース・カスタム) |
バッテリー駆動 | 約2週間(実使用想定) |
ソフトウェア | 不要(オンボードメモリ対応) |

デザインとビルドクオリティ
- 全体に施された穴あきハニカム加工は、軽量化だけでなく通気性にも貢献
- 握った際の剛性感は意外に高く、通常のゲームプレイで剛性不足を感じることはほぼなし
- 軽量マウスにありがちな「華奢な印象」とは異なり、しっかり使える安心感があります
使用感レビュー
手のサイズと持ち方
レビュワーの手の大きさは 長さ18.5cm/幅9.5cm(男性としては平均的なサイズ)。
FPSでは状況によって持ち方を変えますが、このUltralightXでは以下のような印象でした。
- 掴み持ち(クローグリップ) → 最も快適。軽さをダイレクトに感じられ、素早いトラッキングに有利
- つまみ持ち(フィンガーチップ) → 軽量マウスの恩恵で操作が軽く、素早い切り返しが可能
- かぶせ持ち(パーム) → 高感度設定でスナイパー運用などには使えるが、サイズ的にやや小さく窮屈に感じる
ゲームでの使用感
- 低感度+AR/SMG運用 → 大きくマウスを振るシーンでも軽量さが活き、操作のキレが良い
- 高感度+スナイパー/DMR運用 → かぶせ持ちで安定感を確保できるが、指先に窮屈さあり
- ワイヤレス性能は極めて安定しており、遅延は体感できず競技シーンでも十分
Pros / Cons
Pros
- 圧倒的な軽量設計(38g)
- 掴み持ち・つまみ持ちでの快適さ
- 専用ソフト不要でシンプルに使える
- 見た目に反して剛性は十分
Cons
- 軽さ以外の部分(グリップ感・サイズ感)を犠牲にしているため人を選ぶ
- ホイール部分のグリップ感は弱めで、滑りやすさを感じる場合あり
- かぶせ持ちにはやや不向き(特に手が大きい人)
総評
Finalmouse UltralightX は「軽さ」という一点に徹底的に振り切ったゲーミングマウスです。
特に 掴み持ち・つまみ持ちのユーザーには極めて相性が良く、軽さによる素早い操作と長時間プレイ時の疲れにくさを実感できます。
一方で、かぶせ持ち派や大きめの手のユーザーには不向きな場合もあり、購入前にサイズ感を確認することは必須です。
「軽量こそ正義」と考えるゲーマーにとっては唯一無二の存在であり、尖ったコンセプトを理解できる人には最高の相棒になるでしょう。